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スペイン感染死者の4割が高齢者施設入居者 マスク・防護服不足、対策後手に

高齢者施設で新型コロナウイルスの検査を行うため準備するNGOの医療スタッフ=スペイン・バルセロナで1日、AP

 新型コロナウイルスの感染者、死者が急増しているスペインで、死者の少なくとも4割が高齢者施設の入居者だったと地元メディアが報じ、国内に衝撃が広がっている。施設職員にマスクや防護服が十分に行き渡っていないことが原因とみられ、施設への対応が後手に回った政府に批判が集中している。

 米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、スペインの死者は4日午後現在で約1万2000人。ラジオ局カデナ・セールによると、2月下旬以降、首都マドリード以外の地域で高齢者施設の入居者計2100人が死亡。マドリード州は実数を公表していないが、州首相は施設入居者の死亡数は約2000人だとカデナ・セールの取材に答えており、死者のうち約4100人が高齢者施設の入居者だったことになる。

 施設で感染が広がったのは、職員から入居者への感染を防ぐマスクや防護服の不足が原因とされる。地元紙エルパイスによると、介護事業者で作る団体は政府や自治体に支給を要請したが、医療資源不足に直面する政府からは無回答だった。

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