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全国で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、防止対策を巡る北海道の鈴木直道知事の決断や発信力が注目されている。当初は感染者情報の開示の不手際で批判を受け、一時は都道府県で感染者も最多となったが、2月下旬から学校の全道一斉休校要請、緊急事態宣言、重点対策地域の指定など、全国に先駆けて先手を打ち、評価を上げた。ただ、収束が見通せない中で新学期当初からの学校再開を決断。さらに自粛で冷え込んだ経済対策も急務だけに知事の正念場はこれからと言えそうだ。【真貝恒平】
「自分の言葉で話し、分かりやすい。今までになかった印象だ」と自民会派のある道議は最近の知事を評価する。就任直後の2019年夏、自らの要請で新千歳空港の発着枠拡大が決まった際には官邸とのパイプを強調したが、ある道庁幹部は最近の言動について「専門家などの意見を参考にしているが、自ら考え、対策を進めているのでは」とみる。
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