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大地に根ざした「紳士」 自然への畏敬呼びかけた人生の唄 C.W.ニコルさん死去

耐氷船で北極圏を回るニコルさん。温暖化で氷河の崩壊が加速していた=2015年7月、萩尾信也撮影

 作家、探検家、ナチュラリスト……。C.W.ニコルさんの肩書は多々あるが、当人は常に「カントリージェントルマン」たらんと心がけた。「自然への畏敬(いけい)を忘れずに、大地に根ざした生き方をする」。そんな思いを具現した79年の人生だった。

 2016年に直腸がんが見つかった。昨年、転移が判明し、入退院を繰り返した。先月末、入院先の東京都内の病院から長野県信濃町の森に囲まれた居宅に戻ったが、3日後に容体が急変。搬送先の長野市の市民病院で息を引き取った。

 4日の密葬は近親者で営まれ、自宅近くの森にひつぎが運ばれた。乱伐で荒廃した緑を仲間たちと18年がかりで再生させた「アファンの森」。森で摘んだカタクリやユキワリソウをひつぎに入れ、盟友の音楽家、喜多郎さんの笛の音と、シジュウカラの鳴き声が風に舞った。

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