メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

米中のはざまで

中国は「北極海を南シナ海にする」のか? 地球温暖化の海氷減で始まった覇権争い

氷のシルクロード

 地球温暖化で海氷が減る北極海を巡り、各国が開発を急いでいる。経済権益拡大を目指す中国が北極海の探査を急ピッチで進め、周辺国への影響力を増している。米国も警戒を強め、周辺国から戸惑いも広がる。日本政府も砕氷研究船建設の方針を固めるなど、北極海への関与を急ぐ。冷戦後、「平和の海」とされてきた北極海を巡る各国の思惑は交錯し、複雑さを増している。【「米中のはざまで」取材班】

 「日本で北極科学大臣会合を開こう」。2018年2月、来日したアイスランドのグリムソン前大統領は、林芳正文部科学相(当時)を訪ね、こう切り出した。

 グリムソン氏は北極の課題を産官学で話し合う「北極サークル」の議長。アイスランドに積極的な投資を続ける中国との関係を重視し「親中派」と目されるグリムソン氏だが、来日前、関係者に「日本はなぜ北極に出てこないのか。中国ばかりだ」とこぼしたという。提案に応じた日本政府は同年10月、ドイツ・ベルリンで開かれた北極科学大臣会合に参加。20年11月に予定される次回会合について、アジア初となる日本での開催を呼び…

この記事は有料記事です。

残り2702文字(全文3160文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 女子高生をワイヤで拘束、監禁 容疑で会社経営者を逮捕 埼玉県警

  2. 愛知県で新たに140人感染 10日連続100人超 名古屋市は72人

  3. 安倍首相1カ月半ぶりに会見 追加質問認めず 広島・平和記念式典後

  4. 中村文則の書斎のつぶやき コロナから逃げる政権

  5. 旧基準ならもう赤信号…危険水域分かりにくい「大阪モデル」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです