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このごろ通信

人と自然の共存の先に 山崎浩太郎・音楽評論家

 東京の上野公園のなかに、旧東京音楽学校奏楽堂という、小さなホールがある。

 席数は300くらい。ピアノ・リサイタルとか歌曲とか、室内楽に向いている。

 ところがここは、ベートーベンの壮大な交響曲、第5番「運命」や第9番「合唱」の全曲を、日本人が初めて演奏したホールなのだ。

 100年ほど前の話で、現代の交響楽団よりも人数は少なく、立派な響きはしなかったろうが、とにかくやってみたのだ。とにかくやってみることから、日本の西洋音楽の歴史は始まった。

 いまの日本には2000席ほどの、音響も優秀なコンサートホールが各地にある。その原点がこの、130年前に建てられた奏楽堂なのだ。最初は少し北側の、東京芸術大学音楽学部の構内にあったが、30年ほど前に移築されて、現役のホールとして音楽を聴くことができる。

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