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悩む断食月 イスラム諸国、コロナ拡大危機

聖地メッカのカーバ神殿の床の消毒作業をする作業員ら=サウジアラビア・メッカで3月5日、AP

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が続く中、イスラム諸国で4月23日ごろに始まるラマダン(イスラム暦の断食月)期間中の「集団感染」が懸念されている。宗教行事の最中に多くの人々が濃厚接触することも予想され、各国の政府や宗教関係者は対応に苦慮している。【カイロ真野森作、ジャカルタ武内彩】

日没後の食事会、エジプト自粛も

 約1カ月続くラマダンは感染拡大のリスクも伴う。人々は日の出から日没まで飲食を断つが、日没後は大勢で食卓を囲んでイフタール(日没後の食事)をとり、深夜まで友人宅などを訪ね歩くため、イスラム教徒同士の接触がより濃密になるのだ。

 アラブ諸国で最多の人口約1億人が暮らし、その9割がイスラム教徒のエジプト。全国に10万以上あるモスク(イスラム教礼拝所)は全て閉鎖され、通常は集団礼拝でにぎわう金曜日も静まりかえっている。夜間外出禁止令も発令中で、宗教財産省は4日、慈善団体などがイフタールの食事を振る舞うことを許可しないとする声明を出した。

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