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米中のはざまで

安保条約60年 第2部/6 北極海の探査加速 揺らぐ「平和の海」

2019年9月18日の北極の海氷の広がり。オレンジの線は1981~2010年の同じ日の平均的な範囲=米雪氷データセンター・NASA提供・共同

 地球温暖化で海氷が減る北極海を巡り、各国が開発を急いでいる。経済権益拡大を目指す中国が北極海の探査を急ピッチで進め、周辺国への影響力を増している。米国も警戒を強め、周辺国から戸惑いも広がる。日本政府も砕氷研究船建設の方針を固めるなど、北極海への関与を急ぐ。冷戦後、「平和の海」とされてきた北極海を巡る各国の思惑は交錯し、複雑さを増している。【「米中のはざまで」取材班】

 「日本で北極科学大臣会合を開こう」。2018年2月、来日したアイスランドのグリムソン前大統領は、林芳正文部科学相(当時)を訪ね、こう切り出した。

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