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欧州で広がる「感染防止にスマホ位置情報やアプリ」 「デジタル監視」懸念も

外出自粛のベルギー・アントワープの人気のない広場で携帯電話に見入る女性。泉の銅像もマスクをしている=AP

 新型コロナウイルスの感染が広がる欧州では、感染防止を目的としたスマートフォンの位置情報の活用や専用アプリの開発が進む。感染の動向を把握し、平常の生活に戻るまでの出口戦略の一環と位置付けられているが、政府によるデジタル監視の常態化につながりかねないと懸念も広がる。

 欧州メディアによると、ドイツ、イタリア、ベルギー、オーストリアなどでは、新型コロナの感染が広がった3月以降、政府が携帯電話会社から匿名化された利用者の位置情報の提供を受けている。市民が外出制限をどの程度順守しているかの分析に役立て、感染者数など他のデータと突き合わせながら、現状の措置を継続するか緩めるかの判断につなげているようだ。ベルギー政府は、集めたデータは感染終息後に廃棄すると強調している。

 欧州は個人情報保護の意識が高いことで知られてきた。世界に先駆けて2018年に施行された欧州連合(EU)の「一般データ保護規則(GDPR)」は企業などに対し、保有する個人データの厳格な管理を求める。プライバシー保護の「世界で最も厳しい規制」とされ、違反時には巨額の制裁も可能になった。しかし、新型コロナ感染が拡大する中、GDPRに基づく加盟国のデータ保護機関の集まりであるEUの「欧州データ保護会議」…

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