戦国時代の出雲大社遷宮 詳細に迫る178通の古文書 たたら製鉄の隆盛も

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
遷宮の収支をまとめた古文書。右から3行目に「鉄百六十駄たたら役」とある=出雲市大社町杵築東の北島国造館で
遷宮の収支をまとめた古文書。右から3行目に「鉄百六十駄たたら役」とある=出雲市大社町杵築東の北島国造館で

 出雲国造(こくそう)北島家(島根県出雲市大社町杵築東)が所有する古文書の研究グループ(代表・藤森馨国士舘大教授=書誌学)は、戦国時代の出雲大社の遷宮などの詳細に迫る178通を発見したと発表した。たたら製鉄の隆盛ぶりなどが分かり貴重という。明治時代まで出雲大社の祭祀(さいし)を担った北島家の蔵にあり、原本84通、原本の控えである「案文」49通など。

 2018年度から調査していた。井上寛司・島根大名誉教授(日本中世史)によると、案文の「杵築大社入目算用(きづきたいしゃいりめさんよう)日記案」(1555年)は、その5年前の杵築大社(現在の出雲大社)の遷宮の収支を当時出雲国一帯を支配していた尼子氏の家臣・森山藤兵衛がまとめたもの。費用の中には「たたら役」として鉄160駄(1駄は約130キロ)があり、たたら製鉄による鉄が徴収されていたことが初めて判…

この記事は有料記事です。

残り264文字(全文639文字)

あわせて読みたい

ニュース特集