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相次ぐコロナ「謝罪」 その空気感は感染拡大防止のハードルを上げないか

新型コロナウイルス感染を謝罪の言葉と共に報告したJ1神戸の酒井高徳選手=本人のインスタグラムから

 「大変情けなく思っています」「心からおわび申し上げます」――。新型コロナウイルスに感染した著名人や所属団体から相次ぐ「謝罪」の文言。感染防止策を講じていた人も多い。それでも謝罪すべきことなのか。謝罪に向かわせる「空気感」は何なのか。そして、それは感染拡大防止を妨げないか。リスク管理や医療の専門家、感染経験者と考えた。【宇多川はるか/統合デジタル取材センター】

 サッカーJ1神戸の酒井高徳選手は3月30日、チーム公式サイトや写真共有アプリ「インスタグラム」で公表したコメントで、感染の報告と共に謝罪の言葉を繰り返した。

 「今回はサポーターの皆さんや一般の方々、Jリーグ関係者、全ての選手、スタッフ、その家族やご友人に不安とご迷惑をおかけしてしまうことになり、本当に申し訳ございません」と始まり、人が密集する場所を避けたり、手洗いや消毒をしたりしながら生活した上での感染を「大変情けなく思っている」とつづった。

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長も回復して退院する際、ウェブでの記者会見で「組織のトップとして感染して申し訳ない。悔しい」と語った。

 また、3選手の感染が判明したプロ野球阪神では、揚塩健治球団社長が「ファンの皆様には誠に申し訳ない」と謝罪。芸能界でも、人気音楽グループ「ケツメイシ」のRYOJIさんや脚本家で俳優の宮藤官九郎さんの所属事務所が、感染報告と共に「申し訳ございません」「心よりおわび申し上げます」とのコメントを発表している。

 こうした謝罪を「必要ないでしょう」と言うのは、社会情報大学院大学教授で危機管理コンサルタントの白井邦芳さんだ。

 「クラスターの発生源となった集いに参加し…

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宇多川はるか

2007年入社。仙台支局で東日本大震災、横浜支局で相模原障害者施設殺傷事件を取材。2018年から統合デジタル取材センター。小児がん、保育、虐待など子どもを巡るテーマ、障害者福祉、性暴力、ハラスメントの問題を継続取材。

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