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年間50万人達成!グランパスが取り組んだ、ホームタウン戦略の全ぼう

情報提供:アズリーナ

明治安田生命J1リーグに所属する名古屋グランパスは、近年その“集客面”で話題となることが多い。2019年には目標としていた年間50万人を達成。これは、クラブ史上初の数字である。

 

“集客増”の要因としてマーケティングやプロモーションが貢献したことは間違いないが、実はその裏側には徹底的に地域に密着し、本拠地に住む人々に“愛される”ための施策を行なっていた。

 

グッズショップである「クラブグランパス」の大須商店街における再オープンや鯱の大祭典の裏側を、ホームタウン担当の田中希代子さんに話を聞いた。

 

 

行政が「自分たちのクラブ」と思えるか

ーそもそもですが、クラブにおけるホームタウン担当の役割は、どういった部分でしょうか?

“興味のない人に興味を持ってもらう”ということが、私たちのすべきことですね。名古屋グランパスの名前を知ってもらい、話題に出るようにし、スタジアムに来場してもらうまでの種まきです。

 

ー地域の人たちに知ってもらうことだと。

はい。その中で私たちは商店街を回ることを重視しています。2019年には21個ある商店街と連携を進めました。中には「グランパスを応援したい」と言ってくださるところもありますし、逆に私たちから「一緒に取り組みをしませんか?」と提案し「名古屋の街を一緒に盛り上げていきましょう!」と応えていただくこともあります。

 

グランパスが関わることで若い人たちやサポーターの方が近くの商店街に足を運んで買い物をする機会を作り、活性化させられれば。

 

活動を通じて街の人たちの日常会話に「グランパス、調子いいね」という言葉が出てきたら、私たちの活動の意味もあると思います。ただ、これを数字で計測することはできません。成果がわかりやすく見えるものではないので、限りのない仕事でもあります。

 

ーそういった地道な活動の中で手応えはありますか?

ここ2,3年、クラブはJ2に降格してプレーオフでJ1に上がって…という経験をしました。その中で、ホームタウンの街と一緒に応援できた感覚があります。商店街の皆さんや行政の方々と協力しながら取り組めたことは、とても大きな意味があり嬉しく思います。

 

行政の方々に、「自分たちのクラブ」だと思ってもらうことはすごく重要です。職員の皆さんが市民の方々に対して「グランパスを一緒に応援しましょう」と発信してくれたのは非常に効果があったなと思いました。

 

ー行政との取り組みはどういったものがあるのでしょうか?

2013年から、栄の街中にバナー掲出をさせていただいています。本来、大通りは公共施設なのでこういった取り組みはなかなかできません。われわれは「でらスポ」という名古屋主催のトップスポーツチーム連携プロジェクトに所属しているので、可能になっています。こういったことは、行政の力なしにはできません。

 

また、応援シャツを作成して、試合の前日と前々日の就業日には役所の皆さんに着ていただくお願いをしています。2017年の時はTシャツを、2018年はポロシャツを作りました。2019年は鯱の大祭典の柄に。

 

豊田市役所さんは応援コーナーを設けてくださったり、グランパスロードのマンホールをマスコット仕様に変えたり、図書館の返却カードをグランパスのカードで作ってくださったり。いろんなことをやってくださっています。

 

マンホールについては、豊田市の下水道局さんから「せっかくならスタジアムの付近はデザインを変えてみないか」とご提案いただいたんです。

 

また、練習場の最寄駅内にはグランパスの選手パネルやベンチを設置してくれたり、駅から練習場までの道のりにグランパスフラッグを掲出してくれたり、みよし市さんにも非常に協力いただいています。こういう形で、行政の方と一緒に盛り上げていこうと取り組みはじめたのが2017年のことです。

 

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