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そこが聞きたい

天皇と戸籍=政治学者・遠藤正敬氏

政治学者・遠藤正敬氏

 2年以上延期されている秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さんの結婚や、女性・女系天皇論議など皇族の婚姻や家系を巡る議論がかまびすしい。視点には「血統」や「家」について日本人が抱く意識がにじむ。それは近代以降の天皇制、戸籍制度と密接に関わっているという。政治学者、遠藤正敬さん(47)に聞いた。【聞き手・鈴木英生、写真・尾籠章裕】

--そもそも、天皇陛下を含む皇族は戸籍がありません。一般国民と「家」のあり方が違いますね。

 ◆「家」単位の国民登録である戸籍は、日本独自の制度だ。元々、戸籍は天皇が「臣民」に与えたもの。戸籍の有無は、天皇と皇族を一般国民と区分する最大の基礎になっている。だから、個々の「家」の標識となる氏も姓も、皇族は持っていない。言い換えると、天皇家は、個々の私的立場を持つ「臣民」に対して、「無私」の存在とされてきた。戸籍を与えられた国民にとっての「宗家」(本家)であり、「『家』の模範」たることを求め…

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