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「闘争心出ない」「気分転換できず」 観衆の力気付いた春

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ミックスゾーンで報道陣の質問に答える白鵬=猪飼健史撮影
ミックスゾーンで報道陣の質問に答える白鵬=猪飼健史撮影

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、初めて無観客での開催となった3月の大相撲春場所(大阪)。取材対応のために初の「ミックスゾーン」に立った力士たちの本音やいつもと異なる仕事を任された親方衆の姿など、普段の本場所とは全く違う大相撲の姿を追った。【村社拓信、藤田健志、長宗拓弥】

 無観客となった今回の春場所では、報道陣は感染予防のために支度部屋での取材が取りやめになり、代わりに設けられた「ミックスゾーン」で取組を終えた力士たちが立ち止まり、取材が行われた。いつもなら支度部屋で髪を結い直すなど帰り支度を整える間に取材対応をしてきた力士たちだが、普段と違う状況に本音が垣間見えた。

 初日の取組を終え、戸惑いを見せたのは小兵の炎鵬だった。いつもなら観客からひときわ大きな声援を浴びる炎鵬だが、「闘争心が出なかった。何のために戦っているか、見つけられなかった」と話した。その後、自己最高位の東前頭4枚目で上位との対戦が続いたこともあり、5場所ぶりに負け越した。

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