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緊急事態宣言で存続の危機 東京のミニシアターで今、起きていること

人影まばらなフロア=東京都武蔵野市のアップリンク吉祥寺で2020年4月6日、西田佐保子撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くのミニシアター(小規模映画館)は観客が大幅に減少し、苦境に立たされている。吉祥寺と渋谷でミニシアターを経営する「アップリンク」代表、浅井隆さんは「15回上映して観客は60人。平均4人。ガラガラの貸切状態です。もう死ぬ」とツイート。大手シネコン(複合映画館)に客を奪われるなどして経営に苦しむミニシアターも多い中、新型コロナウイルスが追い打ちをかけている形だ。良質な映画を上映することも多いミニシアターを守ろうと、映画監督や俳優らの支援の動きも出始めている。【西田佐保子】

 「岩波ホール」(東京都千代田区)は、いち早く長期休館に踏み切った。支配人の岩波律子さんは「何より、お客様とスタッフの安全を守るために臨時休館を決断した」と説明。作品にもよるが、ほかの映画館に比べ高齢者の常連客が多い同館では2月以降、徐々に客足は鈍り始め、2月29日からの休館を決定した。営業再開は4月25日を予定している。休館中、アルバイトへの休業補償は行っているが、さらに休館が延びた場合、岩波さんは「(補償できるか)わかりませんね」と声を落とす。

 多くのミニシアターが集まる渋谷にある「シネマヴェーラ渋谷」(東京都渋谷区)も4月4~24日の休館を決めた。3日まで開催されていた「ソヴィエト&ジョージア映画特集」は学生など比較的若い層を中心に集客していた。しかし、支配人の内藤由美子さんは「(東京都の週末外出自粛要請を受け)土日に休館で、平日夜も上映中止となると、映画館を開いている意味がない。週末の休館で上映できない作品も出てくるので、別の時期に…

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