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毎日新聞

「東京2020大会マスコット小学生投票結果発表会」で披露された東京五輪・パラリンピックのマスコット(後方)=東京都品川区で2018年2月28日、渡部直樹撮影

Field of View

小学生選ぶミライトワ? 大会マスコット投票で決定 東京開催決定から7年⑦

 東京オリンピック・パラリンピックの大会マスコットは、小学生の投票で決まった。選考検討会議で絞られた3案の中から選ばれたのは、市松模様や桜の花びらをあしらった作品。2018年2月に東京都内で行われた発表会で、「子どもの気持ちが理解できていなかった」と自らの読みの甘さを痛感した。

東京五輪・パラリンピックのマスコット3案について話し合う児童=東京都調布市の市立飛田給小で2017年12月11日午後2時2分、和田大典撮影

 五輪とパラリンピックのマスコットをセットとし、「ア」「イ」「ウ」の3案が最終候補に残った。

笑顔で記者会見する東京五輪・パラリンピックの公式マスコット作者の谷口亮さん=東京都品川区で2018年2月28日午後1時17分、渡部直樹撮影

 インターネット上などで人気だったのはキツネとタヌキをイメージした「ウ」。愛くるしいデザインが小学生にも支持されるのではと思っていたが、予想は外れた。

 小学生による投票は盛り上がりを見せた。投票前に「オリパラ教育」の授業に取り組み、多様性を尊重する大会の理念や参加国について学んだ。

 全国にある小学校の約8割にあたる約20万クラスが参加し、市松模様や桜の花びらをあしらった「ア」が約11万票と半数を占めた。

 日本の伝統と自然を近未来のイメージに落とし込んだ作品が「日本らしい」と人気を集めたのだ。「ウ」は約3万票だった。

 五輪は「未来」と「永遠(とわ)」を掛け合わせた「ミライトワ」、桜をあしらったパラリンピックはソメイヨシノと英語で力強さを表現する「so mighty」を組み合わせた「ソメイティ」と名付けられた。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、大会は1年延期となった。マスコット作者の谷口亮さん(45)は「来年こそは思う存分活躍してもらいたい」。苦難を乗り越えた未来で、力強く躍動する姿が待ち遠しい。【村上正】

村上正

毎日新聞東京本社運動部。1984年、神戸市生まれ。2007年入社。舞鶴支局、神戸支局を経て、大阪本社社会部では大阪府警を担当。17年4月から現職。競技は水泳やサーフィンを担当。東京パラリンピックでは取材班キャップ。16年リオデジャネイロ五輪を取材した感動から、長女に「リオ」と命名した。