不妊治療は「不要不急」なのだろうか。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、不妊治療に取り組む医師らでつくる「日本生殖医学会」はこのほど、妊婦への対応の難しさなどを理由にして、現場の医師に対して治療延期の検討を促す声明を出した。だが、不妊治療は40代で取り組む人も多く「時間との戦い」の側面が大きい。治療を受けている人たちからは「延期や中断をせずに継続してほしい」と切実な声が上がっている。【五味香織、上東麻子/統合デジタル取材センター】
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1996年毎日新聞入社。佐賀支局、西部本社、東京本社くらし医療部などをへて2020年から統合デジタル取材センター。障害福祉、精神医療、差別、性暴力、「境界」に関心がある。2018年度新聞協会賞を受賞したキャンペーン報道「旧優生保護法を問う」取材班。連載「やまゆり園事件は終わったか?~福祉を問う」で2020年貧困ジャーナリズム賞。共著に「強制不妊ーー旧優生保護法を問う」(毎日新聞出版)、「ルポ『命の選別』誰が弱者を切り捨てるのか?」(文藝春秋)。散歩とヨガ、ものづくりが好き。
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