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Interview

貴志祐介さん 「時間」が宇宙の支配者 短編集『罪人の選択』を刊行

新刊『罪人の選択』について語る作家の貴志祐介さん=兵庫県西宮市で、須藤唯哉撮影

 作家の貴志祐介さんが短編集『罪人の選択』(文芸春秋)を刊行した。未知なる生物によって引き起こされる不治の病を題材にしたSFや、デビュー前に初めて雑誌掲載された作品など30年にわたって書きためられた4編を収録。「時間」を軸にした貴志ワールドが堪能できる一冊だ。

 2年半ぶりとなった新刊には、3編のSFと1編のミステリーが収録された。貴志さんは「過去の短編集はテーマに沿って書いたもので、ボクシングに例えるとジャブもあり、ストレートもありとバランスを考えた。今回はその時々で書きたかったものを全力で書いた短編を集めた」。収録作はいずれも読み切りの独立した物語だが、「この4編に通じる隠れテーマは『時間』ではないかと、あとから読み返してみて思った。やはり『時間』がこの宇宙の支配者であり、最強の存在ではないかと思う。誰もかなわない」と語る。

 収録作のうち、唯一のミステリーである表題作については「SFからもっとも遠いように思われるかもしれないが、SF的な感覚や雰囲気が色濃くある作品だと思っている」と解説する。そして、「時間」が物語に効果的に作用している。

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