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木語

「疫病史観」と新型コロナ=坂東賢治

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 「疫病史観」という言葉があるそうだ。人類史を感染症の観点から見れば、教科書で習う世界史とは異なる像が浮かぶ。日本記者クラブで開かれた青山学院大学の飯島渉教授(医療社会史)の記者会見で知った。「感染症の中国史」(中公新書)などの著作がある飯島氏が語る「疫病史観」は刺激的だ。

 人類と感染症の関係は1万年前にさかのぼる。動物の家畜化や農耕で人類が生態系に介入したことへの自然からの反応が感染症だったという。動物由来の病原体が人にうつったり、水田開発で蚊が感染症の媒介役となったりした。

 文明が起こり、都市化が進んだことで感染症は広がりを見せる。モンゴルの世界帝国化で欧州にペストがもたらされてユーラシア大陸が疫学的に統一され、コロンブスの新大陸到達後、新旧両大陸の病原菌の交換が進んで世界が統一されたという解釈もあるそうだ。

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