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検証

園庭ない保育所3割 政令市と東京23区 毎日新聞調査

公園に向かう際、保育士らに引率されて横断歩道を渡る千代田せいが保育園の子どもたち=東京都千代田区で2020年3月11日、熊谷豪撮影

 政令市と東京23区にある認可保育所の3分の1に、国の面積基準を満たす専用の園庭がないことが毎日新聞の調査で判明した。東京23区では5割超を占める。待機児童解消のため各地で保育施設整備が進んできたが、都市部ほど用地確保が難しく、ビルに入居する例も増えているためとみられる。厚生労働省は近隣の公園を園庭として利用することを認めているものの、安全管理など課題は多い。【大沢瑞季、熊谷豪】

 調査は政令市20市と東京23区の計43市区について、2019年4月1日時点の状況を尋ね、新潟市以外が回答した。認可園計6332カ所のうち、国基準を満たす園庭がないのは34・8%で、17年4月から5・4ポイント増えた。東京23区は計2208カ所のうち52・9%で6・7ポイント増だった。市区別では品川区が最多の80・2%で、中央区80・0%、港区79・4%、文京区78・9%――と続いた。23区以外では大阪市が74・6%で最も多い。全ての認可園で基準を満たす園庭があるのは神戸、浜松など4市だった。

 園庭をつくる際の最大の課題は用地確保だ。定員60人規模の場合、園舎用の敷地面積は300平方メートルほど。園庭を設けるには、その1・5~2倍程度の用地が必要となる。厚労省は保育所の設備運営基準で、認可園は満2歳以上の園児1人あたり3・3平方メートル以上の園庭を設置するよう定めている。しかし01年、施設整備を促進するため、近くの公園などを代替地と認める通知を出した。それ以降、園庭のない園が増えてきた…

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