点字毎日 特集 コロナウイルスの影響広がる 団体・会社など悲痛の声 停滞する活動、縮む支援

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 新型コロナウイルスの感染拡大が、視覚障害の各方面に波紋を広げている。団体活動や働く現場、支援者の状況を聞いた。早期の終息を切望する声が目立った。【佐木理人】

 ■活動の停滞続く■

 兵庫県内で活動する視覚障害者団体も定例会ができなくなった。代表を務める弱視の男性には「イベントがなくなった」「カラオケにも行きづらい」と嘆く声が寄せられているという。3月に予定していた幹事会も延期した。状況を見ながら、密閉空間の会議室を避け、駅前のファストフード店のオープンスペースの利用を考えている。

 男性は、1人暮らしなど気になる仲間に電話で様子や困りごとを聞いている。平日は、仕事があり、時間が限られるため、「全員に連絡したいが」と声を落とす。

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