メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「過度な復興」はもう繰り返さない 災害前の復興準備、なぜ必要か

山と海に囲まれた和歌山県美浜町の中心部。南海トラフ巨大地震では右(南)側の湾から津波の襲来が予想される=同町和田で2019年12月19日午後3時14分、春増翔太撮影

 災害に遭った後のまちづくりについて自治体があらかじめまとめておく「復興事前準備」の策定が進んでいない。人手やノウハウの不足に加え、自治体の理解が得られていないことが理由とみられる。だが東日本大震災などの大災害から得られた教訓は、「備え」の必要性を物語っている。【春増翔太、中川祐一】

 紀伊半島の西側に位置し、太平洋に面する和歌山県美浜町。南海トラフ巨大地震で最大17メートルの津波が想定され、人口約7000人の同町は2019年3月、「復興に関する事前準備計画」をまとめた。「南海トラフ地震は今まさに直面するリスク。被災を前提にした取り組みは、いち早くやるべきだと思った」と、策定の中心となった大星好史・町防災企画課長は話す。

 1年をかけ、がれき置き場の位置を決め、被災後も現在と同じ区域に住宅・商業地を再建する方針を決めた。大星課長は技術職として長く土木行政に携わり、図面作製ソフトを使いこなす。「役場の人員は少ないが『えいやっ』でできた」と振り返る。

この記事は有料記事です。

残り2382文字(全文2809文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 摂津市、事務ミスで1500万円過大還付 60代男性「使ってしまい、返還困難」

  2. 大阪モデル基準変更 吉村知事「誤解与えないため」、山中さん「信頼揺らぐ」

  3. 終活ナビ 年金受給75歳まで繰り下げがいい?

  4. 「アベノマスク着用」 中学校で配布プリントに記載、保護者に謝罪 埼玉・深谷

  5. 新型コロナ 福島・天栄村で「10万円」二重交付

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです