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九州の温泉地、更なる落ち込みにおびえ「いつまで持ちこたえられるか分からない」

別府温泉の観光名所の一つ「海地獄」。新型コロナウイルスの感染拡大で観光客は大幅に減少している=大分県別府市で2020年4月9日午前10時19分、石井尚撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている観光地が、緊急事態宣言の発令で予想される観光客の更なる落ち込みにおびえている。宣言と同じ7日に閣議決定された緊急経済対策には感染終息後の観光需要喚起策も盛り込まれたが「いつまで持ちこたえられるか分からない」との悲鳴も上がる。【石井尚、飯田憲】

 年間約900万人が訪れる全国有数の温泉地、大分県別府市。名物の砂湯で知られる市中心街の竹瓦温泉を訪ねると、つい数カ月前まで国内外の大勢の観光客でにぎわっていたのがうそのように閑散としていた。待合所に設置されたベンチに腰掛けるのは夫婦と中年男性の3人だけ。番台の40代女性は「いつもなら砂湯に入るお客さんでいっぱいなのに。お客さんの声が聞こえないのは寂しい」とつぶやいた。

 市内各地にある温泉は最近の急激な感染拡大で一段と厳しさを増している。「4月に入ってお客さんは3分の1に減ってしまった」。明礬(みょうばん)温泉で、40年以上続く売店や温泉施設を営む岩瀬裕子さん(51)が嘆く。売店で働く従業員の休みを週2回から3回に増やすなどして急場をしのいできた。売店は営業時間を2時間半短縮して営業を続けているが、温泉施設は緊急事態宣言発令翌日の8日から臨時休業を余儀なくされた…

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