手続き煩雑で活用進まず 在留資格「特定技能」制度1年 群馬

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在留資格「特定技能」で来日して働くベトナム人の男性2人=群馬県館林市内で2020年2月25日、妹尾直道撮影
在留資格「特定技能」で来日して働くベトナム人の男性2人=群馬県館林市内で2020年2月25日、妹尾直道撮影

 外国人労働者の受け入れ拡大のため新設された在留資格「特定技能」の制度が始まって4月で丸1年を迎えた。外国人人口比で全国3位の群馬県に同資格で在留する人は2019年12月末現在で86人と少ない。制度活用が進まない背景には、受け入れ手続きが煩雑なことや技能実習制度の方が都合が良いと考える採用企業・事業者の姿勢もあるようだ。【妹尾直道】

 「家族と離れるのは寂しいが、お金をためて家族のために頑張ろうと思った」。19年秋に特定技能で来日したベトナム人のホワン・アイン・トゥさん(35)は館林市の金属加工業「内山製作所」で溶接作業に励んでいる。

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