「その香り 苦手な人がいます」。東京都練馬区が作製したチラシには、化学物質過敏症への配慮を呼びかける言葉が並んでいる。チラシは区役所や保健相談所に掲示しているほか、区立小中学校での活用も呼びかけている。区生活衛生課の杉本圭司課長は「症状の原因は分かっていないが、化学物質に反応して体調を崩す人がいることは事実。まずは区民に広く知ってもらうことが大切だ」と話す。
市民への周知を始めた自治体は増えている。患者や家族でつくる「CS(化学物質過敏症)憩いの仲間」の調査によると、今年3月時点で105の自治体がホームページやチラシで化学物質過敏症に関する情報を掲載している。
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