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オリンピックは誰のため? 酷暑対策でマラソン札幌移転 東京開催決定から7年⑪

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マラソンと競歩の札幌移転を協議したIOC調整委員会で、握手するIOCのジョン・コーツ調整委員長(中央奥)と東京都の小池百合子知事=東京都中央区で2019年10月30日(代表撮影)
マラソンと競歩の札幌移転を協議したIOC調整委員会で、握手するIOCのジョン・コーツ調整委員長(中央奥)と東京都の小池百合子知事=東京都中央区で2019年10月30日(代表撮影)

 関係者は一様に「寝耳に水」と驚いた。2019年10月16日、国際オリンピック委員会(IOC)が突然、暑さ対策でマラソンと競歩の会場を札幌に移す案を発表したからだ。

 「大会の華」であるマラソンの開催地を東京オリンピック開幕約9カ月前に動かす前代未聞の構想。19年11月1日の調整委員会で、東京都の小池百合子知事は「合意なき決定」と残念そうな表情を浮かべた。

 移転のきっかけは、19年9~10月に中東カタールの首都ドーハで行われた陸上の世界選手権だった。暑さ対策で異例の深夜レースになったが、気温30度超、湿度70%超の条件で女子マラソンは出場68人中、大会史上最多の28人が途中棄権した。IOCは、選手が次々と倒れて運ばれるシーンが東京で再現されることを恐れ、これまで一度も表立って議論されたことのない札幌移転を決めたのだ。

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