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日本で唯一の淡水湖に浮かぶ有人島として知られる琵琶湖・沖島(近江八幡市沖島町)の住民らが8日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、観光客らに来島自粛の呼びかけを始めた。
「島内は高齢化が大変進んでいます。感染拡大防止のため、乗船のご遠慮をお願いします」。島への定期船「おきしま通船」が発着する対岸の堀切新港では、桟橋や待合室に自粛を求める張り紙が並ぶ。国の緊急事態宣言を受け、通船を運営する沖島町自治会が作成した。
島の人口は265人で、約6割が高齢者だ(3月末現在)。観光や釣りなどで年間約2万5000人が島を訪れるという。通船の冨田甚一船長(62)は「島内の医療体制は十分ではなく、一人暮らしの高齢者も多い。感染者が出れば大変なことになるという住民の懸念は強い」と説明する。
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