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『薔薇はシュラバで生まれる-70年代少女漫画アシスタント奮闘記』=トミヤマユキコ

「薔薇はシュラバで生まれる【70年代少女漫画アシスタント奮闘記】」(笹生那実著、イースト・プレス)

 高校3年生でプロデビューし、有名少女マンガ家のアシスタント業と並行しながらキャリアを積むも、子育ての忙しさから30代で引退。40代に入り20年ほど同人活動を続けていたところ、編集者に声をかけられ32年ぶりの出版が実現--これが『薔薇(ばら)はシュラバで生まれる―70年代少女漫画アシスタント奮闘記』(イースト・プレス・1200円)の著者・笹生(さそう)那実の来歴だ。64歳でまさかの返り咲き。なんて夢のある話なのだろう。この紆余(うよ)曲折だけでも「読みたい!」と思わせる。しかも内容はアシスタント時代の思い出話だ。レジェンド達の素顔を知る好機を逃す手はない。

 ファンレターを送るくらい大好きだった美内すずえのアシスタントでは、額(ひたい)の縦線(ショックでガーン!となった時のあれです)がヨレヨレになってしまい「死にたいっ‼ 死んでお詫(わ)びしたいっっっ!!!」と反省しきり。同年代で仲の良かったくらもちふさこのアシスタントでは「バッハが見つかんなかったら他の楽譜でもいいわ」と言われ、軽い気持ちでショパンの楽譜を描いたものの、コマをよく見ると、バッハを弾…

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