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知能ロボット学の石黒教授が、その研究で本当に追い求めているものとは

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自身に似せたアンドロイドと並び、ロボット研究について話す石黒浩教授=大阪府豊中市の大阪大で2020年3月4日、加古信志撮影
自身に似せたアンドロイドと並び、ロボット研究について話す石黒浩教授=大阪府豊中市の大阪大で2020年3月4日、加古信志撮影

 デジタル技術が人間のコミュニケーションの在り方を変えている。スマートフォンの普及で他者とのつながり方が変化したほか、人工知能(AI)やロボットの技術進歩も著しいからだ。ではロボットは現在どんな対話が可能で、今後社会にとってどんな存在になり得るのか。ロボット研究の世界的な権威で、「人間とは何か」と探求を続ける大阪大学の石黒浩教授(知能ロボット学)に話を聞いた。【聞き手・宮崎稔樹/東京経済部】

 ――ロボットは現時点で人間と同じように対話できる存在ですか?

 ◆同じではない。状況や目的を限定しないと、ロボットやAIは人間と同じように対応できない。本当の対話は、脳内の考えを言葉にして、他人と共有する、共感し合うということ。要するに脳と脳をシンクロさせることが目的だ。その観点で言えば、ロボットと人間の脳はまだシンクロしておらず、人間同士の対話レベルにはまだ到達していない。

 ――現時点のロボットの対話レベルというのは、人間で言えば何歳ぐらいの水準ですか。

 ◆2~…

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