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日本に帰るか、とどまるか 海外の日本人留学生たちの深まる苦悩 不安な日々

待機中のホテルでオンラインでの取材に応じ、帰国時の検疫所の様子を説明する下吹越愛莉さん(写真は動画より)

 新型コロナウイルスの感染拡大で、世界各国に渡った日本人留学生らも苦境に立たされている。帰国したら感染するのではないか。自分が感染を広げてしまうかもしれない――。からくも帰国できた学生は感染のリスクにおびえ、留学先に残った人も帰国すべきかどうか不安な日々が続く。【加藤隆寛】

 現在、検疫強化対象となる国・地域からの帰国者は、空港でPCR検査を受け、健康状態に問題のない人も含め全員が自宅などで14日間待機するよう求められる。移動に公共交通機関は使えない。

 こうした水際対策が強化される前の3月20日に米国から帰国した中嶋清楓さん(21)=青山学院大=は「体温検査のサーモグラフィーを通過しただけ。3秒くらいで終わって驚いた。自宅待機中、もし自分が感染していて家族にうつしてしまったらと心配で仕方なかった」と振り返る。3月28日にドイツから帰国し、ホテルに滞在中の下吹越(しもひごし)愛莉さん(21)=九州大=は「検疫所では何千人もの帰国者が列をなし、5~6時間も待たされた。ものすごく感染リスクが高いと感じた」と証言する。2人とも体調は問題ないという。

 一方、留学先にとどまる選択をした人もいる。フランスに滞在し続けている吉沢直さん(26)=筑波大大学院=は「帰国する方が感染リスクは高いと思った。日本の…

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