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2016年4月の熊本地震で熊本県南阿蘇村の自宅が全壊した元高校教諭、後藤至成(しせい)さん(62)がコーヒー豆栽培で村の復興に挑んでいる。出荷した村内外の7店舗で19年5月に販売したブレンドコーヒーは「香り高く後味がまろやか」と好評で、品切れ店も出る人気ぶり。2年目の20年も5月から販売予定で「阿蘇の冷涼な気候で栽培した高級豆を世界で勝負できる村の特産品に育てたい」と夢見る。
農業科の高校教諭だった後藤さんは定年退職を1年後に控え、地震で自宅を失った。それでも最後の職場となった阿蘇市の県立阿蘇中央高校で授業を継続。約1年3カ月かけて自宅も再建し、退職の翌月にコーヒー豆栽培を始めた。
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