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米国「死者全体の4割が黒人」 経済・医療格差原因か 米国の死者2万人超に 感染「第2波」の恐れ

クイーンズ地区のエルムハースト病院に運び込まれる患者=米ニューヨークで2020年3月29日、隅俊之撮影

 米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染拡大が続く米国の死者数が11日、2万人を超え、イタリアを上回り、国別で世界最多となった。感染者数も52万人と突出し、感染拡大が止まらない状態だ。「震源地」となる東部ニューヨーク州では感染者の発生ペースは鈍化してきたが、「第2波」への警戒感は強い。米国全体で黒人の感染割合が高く、人種や経済格差の問題も浮き彫りになっている。

「40代の男性でも重症化して死んでいった。このウイルスは誰でも襲っていく。私たち(ニューヨーク州民)が耐えられるのか、いまが分かれ目だ。あなたは日本の人たちに『とにかく家にいろ』と伝えて」。約1500人が新型コロナで死亡しているニューヨーク市ブルックリン地区。ブルックリン総合病院に勤める30代の看護師は、毎日新聞の電話取材にこう訴えた。

 ニューヨーク州では9日、集中治療室(ICU)に収容中の感染患者が前日比で初めて減少した。だが、この看護師によると、同病院はICUのベッド数を倍増させたが、ほぼ満床の状態だ。「病床を増やしても、人工呼吸器などを扱える看護師がずっと不足している。疲労がピークだ。この前は同時に患者3人の心拍数の低下を伝える警報音が鳴って、パニックになった」と嘆く。

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