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「今やらないと意味がない」 東村山→都心 無料バスでサラリーマンを運ぶ理由

無料運行する銀河鉄道バスを利用し東京駅付近で降りる乗客たち=東京都千代田区で2020年4月10日午前7時42分、滝川大貴撮影

 新型コロナウイルス感染が拡大するなか、東京都心で働くサラリーマンを、郊外の東村山市から無料で乗せるバスが毎朝走っている。運行するのは同市のバス会社「銀河鉄道」。新型コロナの影響で需要が激減した同社の観光バスを利用し、3月12日から運行を続ける。混雑する電車を避け、感染を恐れることなく安心して職場に通ってもらおうという試みだ。緊急事態宣言の発令から4日目の10日朝、記者がバスに同乗した。

 午前5時45分、西武新宿線東村山駅前にクリーム色の観光バスが停車していた。気温は10度を下回り肌寒い。マスク姿の人たちが足早にやって来た。除菌液を手指に吹きかけてもらって消毒した後、めいめいにバスに乗り込んでいく。通勤客限定の事前予約制といい、この日の乗客は12人だった。30歳から60歳ぐらいの男性が大半で、スーツ姿が目立つ。「いつもありがとうございます。みなさんでどうぞ」。何度か利用しているという男性がスタッフに菓子を手渡した。

 50人以上が座れる大型バスだけに、1人で2席ずつ、ゆったりと使える。

 午前6時、山本宏昭社長(56)の運転で発車した。「本日はよろしくお願いします」。案内係として同乗する妻の優子専務のあいさつが終わると、乗客はおのおの目を閉じたり、音楽を聴き始めたりした。

 通路を挟んだ隣の男性に小声で話しかけてみた。「最初は興味本位で乗ったけど、バスは人との距離が取れる。電車ではすぐ隣…

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