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収入がなくなる、店が閉まる…「感染しても言えない」ドラッグストア店員の葛藤

「厳しい労働環境で働く人たちに目を向けてほしい」と話すドラッグストア勤務の女性=東京都世田谷区で2020年4月7日午後3時21分、藤沢美由紀撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、首都圏などで外出自粛要請が出る中、それでも職場で働かなくてはならない人たちがいる。東京都内で2軒のドラッグストアを掛け持ちして働くアルバイトの女性(61)もその一人。3月に体調を崩したが、「仕事を失うのが怖い。もし新型コロナだったら、隠さなきゃ」と考えた。「私と同じような人はたくさんいるはず。一律の現金給付をしない限り、緊急事態宣言なんて意味がないのでは」。危機感を抱く女性に詳しく話を聞いた。【藤沢美由紀/統合デジタル取材センター】

 「何でないんだ!」「隠してるんでしょ!」新型コロナウイルスの感染が拡大した3月、マスクを求める長蛇の列が毎朝、勤務する店の前にできた。日増しに殺気立っていく客から度々詰め寄られる。並んでいる最中、残りの品数を数えるよう店員に要求する人、店長に怒鳴り散らす人。「1人1点まで」と書いてあるのに繰り返し並ぶ人もいる。

 女性が体調の変化に気づいたのはそんなさなかの3月半ば。微熱とせきが4、5日続き、新型コロナウイルス感染が頭をよぎった。「もしバレたら収入が無くなる。ドラッグストアも休業になってしまう」

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藤沢美由紀

2007年入社。山口支局、熊谷支局、八王子支局、東京本社社会部、医療福祉部(現くらし医療部)を経て2020年春から統合デジタル取材センター。LGBTなど性的少数者に関わる教育、医療、職場、法、家族などの問題を中心に取材。当事者団体と有志記者による「LGBT報道ガイドライン」作成に参加。

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