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「てんびんにかけることできない命なのに」ICU満杯 NY日本人医師の苦悩

クイーンズ地区のエルムハースト病院に運び込まれる患者=米ニューヨークで2020年3月29日、隅俊之撮影

 「毎日、命の線引きを繰り返している」。米東部ニューヨーク市ブロンクス地区にある病院で、新型コロナウイルスに感染した患者の治療にあたる日本人の集中治療医、コルビン麻衣さん(36)が毎日新聞の電話取材に応じた。集中治療室(ICU)の受け入れ能力が限界に達し、どの患者の治療を継続し、あきらめるかという究極の選択が続く。コルビンさんは「本当に厳しい。日本がこうした状況に追い込まれないためにも、ニューヨークの現状を教訓にしてほしい」と訴えた。

 ニューヨーク市で初の感染者が確認されたのは3月1日だったが、その後急増し、10万人を突破した。死者も6800人を超えた。

 コルビンさんが勤務する病院では3月11日に患者を初めて受け入れた。その後1週間で100人、2週間で200人と倍増した。ICUをすべて新型コロナ専用にしたが追いつかず、手術室などを転用。一般病棟もベッド数が足りず、会議室を病室に改装した。残るのは食堂ぐらいだ。患者数は490人を超え、「病院内はほとんど新型コロナの患者だ」という。

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