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桜を世話して30年の「桜守」無念 大阪造幣局「通り抜け」中止

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桜の一般公開が中止になった造幣局で「桜守」をする渡辺秀勝さん=大阪市北区で2020年4月9日、木葉健二撮影
桜の一般公開が中止になった造幣局で「桜守」をする渡辺秀勝さん=大阪市北区で2020年4月9日、木葉健二撮影

 大阪の春の風物詩、造幣局(大阪市北区)の「桜の通り抜け」が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止になった。太平洋戦争中とその直後を除くと、130年以上の歴史で初めて。訪れる人はいないが、30年にわたって桜の世話をしてきた「桜守(さくらもり)」と呼ばれる職員は「来年はもっときれいな花を咲かせて、多くの人に見てもらいたい」と前を向く。337本の桜は今、満開を迎えている。

 造幣局のある大川一帯は古くから桜の景勝地で、対岸は「桜宮」の地名で知られる。通り抜けは1883(明治16)年、当時の局長が「市民にも見てもらおう」と発案して始まった。八重桜を中心に、約140種の桜が咲き誇る川沿いの通路(約560メートル)を1週間公開する。一方通行で歩いてもらうことから、通り抜けと呼ばれ、毎年、全国から訪れる60万人以上の花見客を楽しませてきた。戦中戦後の1943~46年を除いて…

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