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とあるビルを訪れた帰り道。ガラスの向こう側、1着のドレスが目に留まった。腕から上半身にかけてレースがあしらわれた、真っ白なウエディングドレス。派手な装飾はないものの、とても美しかった。建物の奥をのぞくと、リボンや花が装飾された華やかなドレスもある。ふいに、遠い日に置いてきた夢を思い出した。
幼い頃からバレエの発表会で、キラキラとした衣装を着る機会が多くあった。違う素材の布が何層にも重…
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