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戦前・戦中に国策の農業移民として旧満州(中国東北部)に渡った満蒙(まんもう)開拓団や満蒙開拓青少年義勇軍の犠牲者を慰霊する集いが12日に多摩市連光寺の「拓魂公苑」であった。だが、新型コロナウイルスの感染が広がり、ほとんどの人が参加できなかった。体験者や遺族が高齢化する中で、年に1度の機会が奪われた格好で、来られなかった人たちは無念の思いを募らせている。【青島顕】
元開拓団員らで組織した「全国拓友協会」が1963年、公苑に拓魂碑を建てたのを機に、毎年4月の第2日曜に「拓魂祭」を開いてきた。2000年代に協会は解散したが、当事者らが同じ日に自然発生的に集まり、黙とうをささげてきた。近年も全国から100人前後が集まっていた。
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