<教授・岡室美奈子の私の体はテレビでできている>
2008年1月、NHKスペシャル「シリーズ 最強ウイルス」の第1夜としてドラマ「感染爆発~パンデミック・フルー~」が放送された。「パンデミック」という当時耳慣れなかった言葉は、翌年現実のものとなった。09年4月、ブタに由来する新型インフルエンザが猛威をふるい、6月にWHO(世界保健機関)は「フェーズ6」、つまり感染症の世界的大流行を指す「パンデミック」を宣言した。ドラマが現実を予言したような形だが、09年だけでなく、20年の状況も先取りしたと言える。
このドラマは、日本海側の架空の寒村で、海外から持ち込まれた鳥インフルエンザがヒトの間で感染し始めるところから始まる。感染は瞬く間に東京でも広まり、海外でも同時に感染爆発が起き、WHOは「フェーズ6」を宣言する。東京の病院で副院長を務める主人公の医師・田嶋哲夫(三浦友和)は、感染した患者を受け入れることを決断。同僚医師らが感染を恐れていなくなる中、国立感染症予防研究所の奥村薫(麻生祐未)らと共に、…
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