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新型コロナ 一転休業要請、戸惑う声 知事「県民の命守るため」  /兵庫

兵庫県が休業要請を行う施設と基本的に休業を要請しない施設

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 新型コロナウイルスの拡大防止のため、県は娯楽施設などの店舗に休業を要請することを決めた。要請期間は15日午前0時から5月6日まで。感染者が出ていなかった但馬地域も含まれる。休業要請の対象となった施設などからは戸惑いの声が上がった。【村瀬達男、松田学】

 「事業者の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、県民の命を守るため、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、ご理解ご協力をお願いします」

 井戸敏三知事は13日の記者会見でこう述べた。当初は消極的だった休業要請に踏み切る理由について、感染者の急増と、隣接の大阪府と一体となって対応する必要性を挙げた。

 但馬地域にも同様の休業要請となった理由を記者から問われると、井戸知事は「緊急事態宣言の対象地域になっている兵庫県の一部だからです」と回答。ただ「今後の発生状況を見ながら検討していく」とも述べた。

 ■チューリップ畑

兵庫県マスコット「はばタン」や「ガンバレ日本!」を表現したチューリップ畑=豊岡市但東町畑山で、村瀬達男撮影

 豊岡市の要請を受け、たんとう花公園(同市但東町畑山)のチューリップ畑も14日、閉園した。

 同公園では、約2400平方メートルの敷地に約300品種、約100万本のチューリップが満開。このうち展望台の前の畑(縦70メートル、横30メートル)では、県のマスコット「はばタン」のフラワーアートが描かれ、プランターで「ガンバレ日本!」の文字も添えられた。

 コロナ対策として、但東シルクロード観光協会などでつくる実行委は10日からの「第29回たんとうチューリップまつり」のイベントを中止。代わりに観光客に間隔を空けて鑑賞だけしてもらい、4日間で約2000人が来場した。11日に友人と訪れた同市下陰の会社員、黒葛(つづら)真吾さん(32)は「プランターのメッセージを見て、頑張らないといけないと思いました」と話していたが、今季は完全閉園に追い込まれた。

 ■豊劇も上映休止

 緊急事態宣言後も営業していた豊岡市元町の映画館「豊岡劇場」は、県の自粛要請施設に映画館が明示されたため、15日から映画の上映を休止する。ただ、1階ロビーのカフェで、ドリンクのテイクアウトや「豊劇応援チケット」の販売は続ける。また、映画館とは出入り口が別のレストラン「ビアドリット」も営業する。

 上映休止で、映画「Kinosaki Days」などは14日で打ち切りとなった。しかし、応援チケットの購入者には、自宅のパソコンで同映画が30日まで鑑賞できるURLと、映画の主人公、永本冬森(ともり)さんのボールペン画を贈る。

 石橋秀彦代表は「5月7日の再開を目指しますが、当面の休業も必要かと考えています。必ずもう一度、戻ってきます」と話した。

 ■登校日も取りやめ

 県教委は13日改定した県の対処方針で、5月6日までの学校の休校中に設定していた登校日(但馬地域は週2日、他地域は週1日)を当面、取りやめた。これに伴い、丹波、但馬地域の各市町教委でも14日、同様の措置を決めた。

 県教委は22日に状況判断するとしており、その指示を基に両地域の各教委も、それ以降の登校日を検討する。このまま事態の変化がなければ次の登校は5月7日になる。

 このうち14日が登校日だった豊岡市立三江小では午前中、市教委から登校日取りやめの連絡と、保護者宛ての手紙が届いた。同小の1年生17人は午前中の授業だけで、給食を食べずに下校する予定だったが、市教委の手紙を渡すため、1年生の下校を急きょ遅らせた。西垣秀樹校長は「登校日の取りやめは、やむを得ないが、再開後の教育活動に不安が残る。子どもたちは家庭で元気に過ごしてほしい」と話した。

〔但馬版〕

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