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熊本地震

2016年4月14日と16日に発生した熊本地震。最大震度7の激震に2度襲われ、熊本、大分両県で関連死を含めて275人が亡くなった。

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熊本地震4年

「失った魂に包まれて生きている」 大切な人に思いはせ 各地で犠牲者悼み祈り /熊本

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熊本地震の犠牲者を悼み、手を合わせる人たち。新型コロナウイルス対策のため、献花台は町施設の入口に設けられた
熊本地震の犠牲者を悼み、手を合わせる人たち。新型コロナウイルス対策のため、献花台は町施設の入口に設けられた

 「失った魂に包まれて生きている」「あの日の経験を風化させない」――。2016年4月の熊本地震の前震の発生から14日で4年を迎えた。熊本県内では各地で犠牲者を悼む催しがあり、遺族らはそれぞれの「4年」に思いを寄せ、大切な人への祈りをささげた。【山本泰久、平塚雄太、栗栖由喜】

 「新型コロナウイルスという大逆境の中にあるが、熊本地震を通してより深まった県民の絆と力強いパワーで必ず再生を成し遂げる」。例年より参加規模を縮小して開かれた熊本県庁での犠牲者追悼式で、蒲島郁夫知事は復興に向けた決意を新たにした。

 参列した熊本市中央区の冨永真由美さん(61)は、同居していた母の津崎操さん(当時89歳)を災害関連死で失った。震災前から寝たきりで、前震後の車中泊で体調を崩し病院で息を引き取った。冨永さんは「今年は新型コロナウイルスが広がる中でも(式典を)開催してもらえた。失った魂に包まれて生きていることを感じた」と故人に思いをはせた。

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【熊本地震】

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