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経済観測

毎日新聞経済面に連日連載の経済コラム。経営者や経済評論家らが独自の視点で、経済の今とこれからを展望する。

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ピーク後見据え しのぐ戦略=リコー経済社会研究所常任参与・稲葉延雄

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 多くの企業は3月期末を越え、新事業年度に入った。いつもであれば清新な気持ちで迎える新年度も、今年ばかりは勝手が違う。

 何といっても、新型コロナウイルスの世界的大流行が先行きを不透明にしている。大流行そのものによる需要の減退に加え、感染抑止のためのソーシャルディスタンス(人と人との距離を取る)政策が需要の大幅落ち込みという副作用を有しているからだ。2、3月業績の落ち込みを踏まえても、年度を見通すのは難しい。

 大事なポイントは、感染爆発後であれ、感染抑止成功の後であれ、感染がピークを越えた段階で集団免疫が形成されたと判断してよいか、ということである。もしそうでないなら、スペイン風邪のように感染の第2波、第3波が世界各地で発生する。この点、ワクチン開発の帰趨(きすう)を含めて専門家の見解をぜひ聞きたいものである。

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