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飛驒地方に本格的な春の訪れを告げる「春の高山祭(山王祭)」が戦後初めて中止となった14日、観光客で混雑するはずの岐阜県高山市内はひっそりと静まりかえった。
同市の日枝神社では、春の高山祭の神事のみが、神職や氏子総代ら約20人が参加して行われた。このため、本来なら高山祭の会場の中心となり、多くの観光客でにぎわう赤い欄干の中橋や、「古い町並み」付近は人影もまばらに。祭り屋台に花を添えるはずの桜は咲き誇るが、観光客よりも住民の散歩姿が散見された。
京都市から夫婦で訪れた中西優二さん(56)は「旅館から『キャンセルしますか』との連絡をもらったが、旅館も大変。感染予防に配慮していただけるということなので、自分たちも配慮して訪れました」と話した。
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