メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

クローズアップ

IT活用でコロナ追跡 韓国、感染者の経路公開

 世界が苦闘する新型コロナウイルスの感染拡大防止策に、情報通信技術(ICT)を活用する動きが各地で広がっている。各国政府が外出規制や感染経路の特定に苦慮する中、スマートフォン(スマホ)の普及で人の移動をさまざまな形で捉えることが可能となっており、データを駆使した感染症対策が急速に進む。日本でも官民挙げての取り組みが始まったが、個人の特定につながりかねないデータ活用には懸念も根強い。

 「感染者が追加で1人発生した。移動経路は区のホームページで公開予定」。2月下旬ごろから、韓国の自治体は住民の携帯電話宛てに、このようなショートメッセージを送るようになった。これらの自治体がブログやホームページに、新型コロナウイルスの感染者の性別や年齢層、症状が表れた前後の移動経路について分単位で載せている。感染者の名前までは明かさないが、「町」単位で居住地域を通知する自治体が多く、近隣住民が感染者と接触したのかを調べられるようにした。

 中東呼吸器症候群(MERS)が2015年に拡大した際、韓国では死者38人を出す事態となった。当時の政府は将来、感染症が流行する事態に備え、感染者の移動経路や濃厚接触者を割り出せる法整備を進めた。現在は政府が感染した人について、携帯電話の位置情報▽クレジットカードや交通カードの使用履歴▽監視カメラに残された映像――を入手できる。

この記事は有料記事です。

残り2801文字(全文3378文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. コロナ対策「アドバイザリーボード」再開 「夜の街」呼称やめ「社交飲食店」に

  2. 首相と菅氏、吉村知事を厚遇「リーダーシップに敬意」 小池氏と対照的

  3. 独自大会で3時間の降雨中断 鹿児島城西ナインが取った思わぬ行動 高校野球

  4. 「佐川さんには私の目を見て話をしてほしい」 近畿財務局職員の妻雅子さん

  5. 感染者と同席「コロナパーティー」 「無敵」と参加の30歳死亡 「間違いだった」言い残し

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです