中国の圧力で閉店した香港の書店、台北で再開へ 「台湾には自由の空気が満ちている」
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

中国共産党が禁書とする書籍を販売して閉店に追い込まれた香港の「銅鑼湾書店」の元店長、林栄基さん(64)が25日、台北市に同じ名称の書店を開業する。2019年4月に台湾に移住し、書店の再開計画を進めていた。林さんは毎日新聞の取材に対し「自由と民主主義の空気に満ちた台湾で『銅鑼湾書店』を開けるのは本当にうれしい」と語る。
広さ約60平方メートルの書店は、台北市中心部のビルに入居する。政治、歴史、文化、共産党研究や香港の市民運動など幅広い分野の書物が並ぶ。店内には、19年6月から香港で続く政府への抗議デモのスローガン「光復香港 時代革命」(香港を取り戻せ 今こそ革命の時だ)と記した旗や、「台湾独立」の旗を掲げている。クラウドファンディングで資金を募ったところ、600万台湾ドル(約2100万円)が集まり、台湾政府から20年4月上旬に営業許可を得た。
台湾では新型コロナウイルスの感染者が比較的少ないものの…
この記事は有料記事です。
残り340文字(全文744文字)