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新型コロナウイルスの感染拡大が続く。先日、宮城県気仙沼市においても、感染者が1人確認された。この報道があった途端、小さな港町は蜂の巣をつついたような騒ぎになった。あの人らしい、いやこの人だ、先週あの店で飲んでいたらしい、など無数のうわさが飛び交った。気仙沼は人口6万人ほどの小さな町。大都市に比べると人間関係が密であり、また、医療のキャパシティーも小さい。「感染したらこわい」という不安から、つい感染者を特定しようとしてしまうのだろう。感染者の子どもが通っているとされる学校や、家族が勤務していると思われる職場にクレームを入れる人もいた。自身の不安や、正義感からの…
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