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「病人がするもの」から一転 新型コロナがヨーロッパに与えたマスク習慣の変化

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スーパーの客にマスクを配布する従業員=ウィーンで1日、AP
スーパーの客にマスクを配布する従業員=ウィーンで1日、AP

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、欧州の市民の間でマスクの着用が広がっている。これまで感染予防効果が疑問視されてきたことや、「病人」のイメージの強さ、美的観点などから避けられる傾向にあったが、ここへきて使用を義務付ける国が出るなど、意識の変化が顕著になっている。

 世界保健機関(WHO)は一貫して、マスク着用による感染予防効果はないとの見解を示している。6日公表の指針でも着用を推奨したのは、患者と、病院や家庭で患者をみる人に対してのみだ。ただ、新型コロナウイルスは、熱やせきなどの症状が出る前でも感染していればうつす可能性があると指摘されており、WHOが「健康な人の着用は、症状が出る前の潜伏期間中の感染防止に役立つ可能性がある」と一定の効果を認めるなど、無自覚な飛沫(ひまつ)感染を防ぐ手段として注目され始めた。

 オーストリアは3月30日、スーパー内でのマスク着用義務化を発表した。クルツ首相は記者会見で「マスクが我々の文化になじみのないものだということは十分認識している」と断ったうえで、順守を呼びかけた。4月2日に同様の措置を導入したドイツ東部イエナ市のゲルリッツ市長も独誌シュピーゲルに「市民の意識を『マスクをしていても変人ではない』というふうに変えたい」と強調した。

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