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アフリカで爆発的感染拡大の恐れ 貧弱な医療体制、信仰重視の非科学的な対策も

厳しい外出規制が実施されている南アフリカ・ヨハネスブルクで、民間による食品の配給に並ぶホームレスの人たち=2020年4月13日、AP

 新型コロナウイルスの感染がアフリカの大半の国に広がり、各国は警戒を強めている。アフリカ連合(55カ国)の16日時点の集計では、感染者が52カ国で1万7000人を超え、死者は900人に達する。欧米などと比べて少ないものの、医療体制が貧弱な国も多く、爆発的な感染拡大が懸念されている。

 「感染が首都を越えて拡大しつつあり、対策も地方に広げる必要がある」。世界保健機関(WHO)アフリカ地域事務局のモエティ局長は9日、記者会見で危機感をあらわにした。検査可能な医療機関はほぼ全ての国にあるが、首都に1カ所しかないケースもあり、地方での把握は難しいという。重症者の治療はさらに困難だ。アフリカ中南部の43カ国で新型コロナ対策に使える集中治療室(ICU)の病床数は5000に満たず、輸入に頼る医療機器や防護具の確保も課題だ。

 各国は比較的早い段階で外出制限などに踏み切った。南アフリカでは感染確認が400人程度だった3月23日、ラマポーザ大統領が全土で外出禁止令を出すと発表。ケニアは感染者約30人の段階で夜間外出禁止を決めた。だが科学的知見と距離を置く指導者もいる。キリスト教とイスラム教が共存するタンザニアでは、マグフリ大統領が「キリストの体である教会の中ではウイルスは生存できない」と信仰の重要さを強調。国民に教会やモ…

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