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職場や学校の「白マスク」指定に悲鳴 専門家「管理者の安全感覚鈍い」

白い布マスクをした安倍晋三首相(右端)。小池百合子東京都知事や玉城デニー沖縄県知事ら色柄のあるマスクを着用する政治家もいるが、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部の会議では白いマスクの利用者がずらりと並んだ=首相官邸で2020年4月1日午後6時24分、竹内幹撮影

 何が大事なのか気づけ!――。新型コロナウイルスの感染拡大で使い捨てマスクが不足し、手作り布マスクの需要が高まる中、一部の学校や職場で「白いマスクを」と色を指定されることがあり、保護者や従業員から困惑や憤りの声が上がっている。白い布や糸、ゴムひもなどをそろえる手間がかかる上、品薄や店舗休業などで入手が難しくなっているためだ。学校での白マスク指定の経緯を知る専門家は感染拡大が進んでも漫然と続けられる色指定に「管理者らの安全感覚の鈍さを感じる」と警鐘を鳴らす。

 「特に白い糸が売れていますね」。ミシン糸メーカーの「フジックス」(京都市下京区)の営業担当者は話す。新型コロナの感染拡大でミシン糸は通常の4~5倍のペースで売れるようになったが、中でも白色の伸びが群を抜いているという。小学校などで「白いマスク」を指定する例も聞いており、「特に白い布やガーゼも手に入らず、糸がなくて困っている保護者もいた」と話す。同社によると、家庭用糸はほぼ国内製造で原料も十分にあるため、使い捨てマスクのように深刻な品不足に陥る恐れは少ないが、一部では一時的な品薄で白いミシン糸を入手しづらくなっているという。

 ツイッターなどのSNSでは「ミシン糸を切らし手芸用品店に行ったら白だけ売り切れでした……」「長男が学校の先生から黒マスクはだめと言われた。緊急時に色柄も指定なんて信じられない」「派遣先の取締役からマスク着用義務のメールが飛んできた……。しかも色指定白じゃなきゃアカンて……。今更どないせーっちゅーの!」など嘆きの声や悲鳴が上がっている。

 「職場は白の無地という指定なので、そのように作らねば……」と投稿した佐賀県のスーパー従業員は、職場では「お客様に対応するので、清潔感や印象などの観点から白いマスクが望ましい」と推奨されているという。強制ではないものの…

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