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「152年続くのれん、たたみます」 池波正太郎愛した歌舞伎座前の弁当屋、苦渋の決断

新型コロナウイルスの影響で売り上げが減り、廃業を決意した老舗弁当店「木挽町弁松」の猪飼信夫店主=東京都中央区で2020年4月17日、北山夏帆撮影

 東京・歌舞伎座の向かいにある老舗弁当店「木挽町弁松(こびきちょうべんまつ)」が、20日に廃業する。新型コロナウイルスの感染拡大による歌舞伎座の公演中止・延期で収益が悪化し、交渉を進めていた後継者への事業譲渡が破談になったためだ。152年続くのれんをたたむことになり、5代目店主の猪飼信夫さん(67)は「こんなことになるとは想像もできなかった。長い歴史を閉じることになり申し訳ない」と話す。

 同店は1868(明治元)年創業。歌舞伎の見物客や俳優らに親しまれ、店は作家の池波正太郎のエッセー「日曜日の万年筆」や、大正から昭和にかけて活躍した俳人・久保田万太郎の作品にも登場する。

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