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酒造会社「売るところがないんです」 外食など休業の動きで地方の関連産業も悲鳴

出荷を待つ日本酒の前に立つ大沢社長。先行きへの不安が募る=山梨県南アルプス市で2020年4月15日午後4時2分、野呂賢治撮影

 政府は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を全国に拡大した。休業する飲食店が相次ぎ、深刻な痛手を被っている。しかしダメージは外食産業にとどまらない。居酒屋などへ酒を提供している酒造会社のように、関連産業への影響も甚大だ。記者が3月まで勤務していた山梨県の状況はどうだろうか。県内の酒造会社に聞くと、社長は「売るところがないんです」とつぶやいた。

 記者がこよなく愛する日本酒。古巣の日本酒の状況がどうしても気になり、山梨県南アルプス市で140年以上続く老舗蔵元「太冠酒造」の大沢慶暢社長に話を聞いた。太冠酒造は社長の他に従業員5人と小規模ながらも、ワイン酵母を用いたスパークリング日本酒や県産シャインマスカット果汁と純米酒をブレンドした酒を売り出すなど、個性の光る日本酒メーカーだ。

 太冠酒造が手掛ける日本酒は、8割以上が県内の飲食店などで消費されている。ネット販売も行っているものの、売り上げ全体に占める割合は大きくないという。

 大沢社長によると、売り上げは前年と比べると2月は2割減、3月は4割減、4月に入ると7~8割も減少した。「売るところがない。注文の電話はほとんど鳴らないし、ファ…

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